2022.04.01
~触れなくてもいい、究極の時代へ~
コロナウイルス感染拡大の事態を踏まえ、これまでの当たり前の考え方が変わりつつあります。マスクの着用義務やアルコール消毒液を入口に設置することである程度の抑止効果へ期待はできると思われますが、感染症に対する人々の緊張感が徐々に薄れていってしまっている現状も否めません。「東海技研株式会社」と「日本電気株式会社」は、感染拡大の事態が問題となる以前より、次世代の利便性を追求した「顔認証システム」の開発に着手しておりましたが、昨今の状況を踏まえ、今こそ私共の開発が必要とされている時代なのだと改めて痛感し、互いに協力体制を構築しながら、更なるスピード感を持って開発を進めてまいりました。サイクルンゲートシステムと顔認証のコラボレーションについては、当グループで管理を行っている自転車駐車場及び、都内某区営自転車駐車場にて実地試験を終えており、試験結果に基づく改善点を踏まえ、引き続き製品化に向け様々な立地での実地検証を進めている状況です。弊社としましては、顔認証システムを活用した「安心してもらえる自転車環境づくり」の実践に積極的に取り組むほか、共同開発を進める2社が共に「社会のお役に立てるものづくり」の誇りを持って、全国、全世界へ「最新システムによる安全対策を講じた駐輪場」として発信してまいりたいと考えております。
弊社の顔認証入退場システムの特徴として、「マスクを着けたままでも認証可能(登録時のみマスクを外します)」、「ICカード式と同等レベルの処理速度」、「他社になりすます不正利用防止」、「防水設計により屋外環境でも使用可能」とメリットが多くあり、利便性だけでなく、それ以上の安心をご提供できるシステムであることは言うまでもありません。
活用シーンのひとつとして、別頁でご紹介している東海技研オリジナルWebサイト「Cyclune Pedia(サイクルンペディア)」との連携をすることで、例えば、駐輪場の定期利用申し込みをする際にスマートフォンなどの端末からWeb上でご自身の顔を登録頂き、料金決済もCyclune pedia上で済ませることで、現地では一切の諸手続き不要でゲートの入退場を行う事ができます。管理員との対面のやりとりや、利用する日以前に現場へ足を運ぶ必要もなく、実質無人管理も可能なシステムとして期待ができるほか、Web決済と顔認証のの組み合わせにより、現金に触れず機械の操作も必要としない運用を構築できることから、究極の安心を一日でも早くご提供できるよう、引き続き2社一丸となって開発を進めてまいります。
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